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起業家が成功するための優先順位とは

聖書に以下の事を学ぶ。

箴言から、ビジネスにも通用する教えをピックアップしてみる。

「神に従う人の収入は生活を支えるため

神に逆らう者の稼ぎは罪のため(10-16)。」

後半部分は意訳が入るが、どんなに稼いでも、生活費なんてものは贅沢しなければたかが知れている。しかし稼いでしまうと、悲しいかな、ついつい贅沢してしまう。一度贅沢してしまうと、中々出費を下げることはできない。

本来ならば、収入を稼いでも必要最低限の生活ができさえすればよい。お金に関心があるのか、事業に関心があるのか、事業に関心がある人は結果として大物になり、お金持ちにもなっている。しかしお金に関心がある人は、どこかで躓いたり、足元をひっくり返されることが起きる。

「人間を豊かにするのは主の祝福である。

人間が苦労しても何も加えることはできない(10-22)。」

豊かをお金をいくら稼いだかという表現に変えてみるが、所詮努力に対する報われたというよりは、どこかでラッキーなことがあるものだ。努力にも、した方がいいものと、しなくていいものがある。した方がいいものは努力と言えるが、しなくてもいいものは苦労である。別に苦労はしたところで何も生み出さない。ラッキーを呼び込む努力をした方がいい。

「神に従う人は苦難に陥っても助け出され

神に逆らうものは変わってそこに落とされる(11-8)。」

何度失敗をしても立ち上がれる人がいる。それはその人に大義があるからである。失敗にも程度や限度があるが、大義があれば、どんな困難でも乗り切ることができる。あるいは誰かが助け舟を出してくれることもある。大義とは、上の表現を借りれば、「神に従う」ということだが、社会的な意義と言えるだろう。

但し、本人が社会的に必要なんだと言っても始まらない。お客様からの支持がなければならない。どんなに本人が必要といったところで、お客様が必要としていない場合はよくある。そんな時はどんなに頑張ってみたところで売り上げを上げられない。

苦難にあっても助け出されるとの確信があれば、人は頑張れる。

[教訓]

〇起業家はまず金よりも事業に関心を持て。

〇社会的意義があれば成功はするが、本当に社会的意義があるかどうかは他人に確認せよ。自分で勝手に決めるな。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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