聖書に以下の事を学ぶ。
「不遜な者を諭しても侮られるだけだ。
神に逆らうものを戒めても自分が傷を負うだけだ。
不遜なものを叱るな、彼はあなたを憎むであろう。
知恵ある人を叱れ、彼はあなたを愛するであろう。
知恵ある人に与えれば彼は知恵を増す。
神に従う人に知恵を与えれば、彼は説得力を増す。」
シンプルに表現すれば、バカは相手にするな、利口と付き合え。ということだ。ビジネスにおいても、同じことが言える。不遜というからには、思いあがっている奴を言うが、性格が悪い他には、付き合いづらい奴も含む。不遜の逆後は謙遜である。知恵があるというのは、知識がある人とも異なる。知識はネット上に転がっている。そして誰かが知っている情報のことだ。知恵とはその人しか知らない情報のこと。つまり自分で考える力のある人のことを言う。従い、知恵のある人と学歴のある人は必ずしも一致しない。
性格が悪い、人を陥れようとしているのは論外だが、付き合いづらい人は一定数いる。人間的に決して悪い人でなくてもフィーリングが合わない人は仕方がない。右左に謙遜・不遜、上下に知恵・自分で考える力のない人とすると以下のような表にまとめることができる。
謙遜 | 不遜 | |
知恵のある人 | ◎ | △ |
自分で考える力のない人 | 〇 | × |
これはお客、従業員、取引先等、関係者すべてに言える。謙虚さのない不遜な人にアドバイスしても、聞く耳を持たないしバカらしい。結構多いパターンは知識はあっても不遜である人。知識があるから頭がいいと勘違いしている。こういう奴とも付き合っているとムカつくし時間の無駄である。だからこれは「×」でしかない。
世間的に自分で考える力がない人だとしても、お客として抱えると望ましいかもしれない。但し、お客様が賢ければ、自社のサービスに問題があったときに、何らかのアドバイス(クレーム)をいただくこともある。それが、自社のサービスの向上につながる。
自分で考える力のない人をスタッフや取引先として抱えても、知恵があって不遜な奴よりも全然マシだ。
できる限り、お客さまにも、取引先にも、自社のスタッフにも、知恵があって謙遜な人を配したいものである。より優れたアウトプットを期待できる。ひいては自分のビジネスにも相当プラスになる。
[教訓]
〇謙遜であり、自分で考える力のあるものと共に仕事をせよ。