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自分自身の財産を思い通りに増やす方法

聖書に以下の事を学ぶ。

「あなた自身の井戸から水を汲み

あなた自身の泉から湧く水を飲め

その泉はあふれ出て

広場に幾筋もの流れができるであろう」

他人の井戸の水は、残り物をもらうだけになってしまう。自身の井戸の水であれば、自分で好きなだけ飲める。自分で掘った井戸だから安心でもある。

これをビジネスに置き換えてみよう。どこかの会社に勤めている者は、大きな井戸であって、水源もしっかりしているのかもしれないが、みんながその井戸から飲むため、少量の水にしかあずかれない。どうしても夏の暑い中、井戸の水を独占して、水浴びをしたいときもある。いざというときに好きなように飲める水を若いうちから探しておいた方がいい。若いうちでなければ、井戸の掘削をする体力もない。

自分の水であれば、自分の好きにもできる。

「その水をあなただけのものにせよ。

あなたの下にいるよそ者に渡すな。」

一人で独占せよ、という意味ではなく、有効にその水を使え、あなたの目的で、ということだ。そこで得た水を自分の事業の発展に使うのは良しとされる。

ここでのよそ者とは、異邦人のことを指しているが、ビジネスに例えれば、あなたの事業に縁もゆかりもない人、ということになろう。つまりお客さまや取引先以外で、ライバル企業のお客様等であろう。確かに潜在顧客でもないよそ者に、井戸の水を恵んでやる必要もない。

あなたもケチになることなく、自分で掘った井戸の水は、存分に関係者に分け与えるとよい。泉からあふれ出て広場に幾重もの流れができ、ビジネスにお金の流れを産むことだろう。井戸の水は地面から染み込んだ水でもある。あなたがあふれさせた水はいずれあなたの井戸の水として返ってくる。

[教訓]

〇自分の井戸の水であれば、自分が好きなだけ飲める。つまり自分の会社を持て。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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