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インスピレーションの絶えない、天才起業家になる方法

聖書に以下の事を学ぶ。

「そのとき、弟子たちがイエスのところに来て、「いったいだれが、天の国で一番偉いのでしょうか」と言った。そこでイエスは一人の子供を呼び寄せ、彼らの中に立たせて、言われた。「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない。自分を低くして、この子供のようになる人が、天の国で一番偉いのだ。私の名のためにこのような一人の子供を受け入れるものは、私を受け入れるのである。」

子供は純粋の象徴である。親の教育によって純粋でない子供もいたが(親が酒と女好きだったため、6歳の子供にお前、女いるか?お前の好きな酒は何だ?と言われたときにはちょっとビビったことがあった。そもそも子供も意味がちゃんと分かっているのだろうかは疑問だが)。ここで天の国を例えれば、成功者としてみよう。成功者の全員が必ずしも子供のような人ではないが、成功者の一部には本当に子供のようにしか思えない人がいる。

ある会社の社長さんの机の上には、何故かミニカーが飾ってある。趣味が子供っぽいというよりも、ミニカーを机の上に出しておく行為が子供っぽい。他の人はガンプラが所狭しと飾ってある。別の会社の社長さんは太っていなくても何故かサスペンダー(ズボンをベルトではなく、肩に吊るすバンド)に蝶ネクタイ。まるで名探偵コナンのようだ。自分のことを何故かダーリンと呼んでくる。本当に面白い人だ。

彼らの社会を見る目も純粋で、擦れていない。もちろん、世間を渡っていく中で、大人の世界を垣間見、どっぷり浸かり、大人に騙されて損失を背負ったこともあり、大人のいやらしさも知っていると思うのだが、それでもやはり子供のように素直な気持ちを持っている。むしろそこで大人になってしまった人の方が、未だに苦しんでいたりする。そして稼いでもたかが知れている。

子供のときはエジソンのように、「なんでそうなるの?」と質問をしていたような気がするが、最近はググれば大抵わかるけれど、昔はググりようがなかったから、近くの大人に聞いていた。しかしいつしか質問を受ける大人が嫌がるのを知って質問できなくなった。そのうちに、色々なモノごとに疑問にすら感じなくなった。エジソンは母親に疑問を訪ね、母親が真面目に答えてくれたから、疑問に思う気持ちを大人になってからも維持することができたに違いない。

子供の気持ちを忘れずに、社会のおかしなところに疑問を持っていれば、その問題点を解消しようとして、そのソリューションがビジネスになったりもする。今の世の中は、当たり前のことを当たり前のようにやっても儲かることはない。誰もが気づかないところを見つけて、そこを商売にしていくしかない。そうなると、何でも物事を純粋にとらえる子供の目を持っていた方が、問題点に気づく、だから天の国で一番偉い(成功者)は子供(の気持ちを持った人)ということになる。

[教訓]

〇起業家は子供のような純粋さをもって、アイデア出しを行い、ビジネスモデルを構築せよ。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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