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仕事は楽しくやった方が成功する

「吉報は一人しか来ないが、兇報は友人を連れてくる」

「伊達や酔狂」が自分たちの動力源。

(解説)
前段は、イゼルローン要塞を再奪取したヤンらの元に、元ヤン艦隊のメンバーが再集結しつつあった。ムライ、フィッシャー、パトリチェフ、スールらに統率された艦隊が到着したぐらいしか良い報告がない、ということをキャゼルヌが言いたかったようである。良いことは単独でしか来ないが、悪いことは立て続けに起こり、最初の悪いことがそれを呼び寄せているような感覚のことを言っている。また、悪いことをわざわざ呼び込んでくる人がいる。そのような人物とは早めに縁を切った方がいい。死神が後ろについているんじゃないかと思う。その人と組むと、みんなが不幸になっていく。ある奴と縁を切ったとたんに、うまく回りだしたというのはビジネスにおいてよくあるのだ。

死神を背負っている奴の特徴としては、考え方がまずネガティブである。そして、絶対に人を信用しない。人を信用しないから、結果、人を騙すことを平気でする。まあ、人相にそういうのが出ているから、目が怖そう、暗い、こういう奴は十中八九、死神を背負っている奴認定してよいだろう。

死神を背負っている奴を近づけないためには、自分たちが結界を貼る必要がある。結界の中は清浄でなければならない。つまり、後ろめたいことや、人を騙すようなことを堂々とやっている奴は、結界が張れない。要するに、類は友を呼ぶと言う奴だ。まずは自分が身ぎれいになろう。澄んだ水には濁った水は入り込んで来ない。

後段は、ダスティ・アッテンボローが公言していたこと。伊達や酔狂とはかっこつけと、酒を飲んで、と言う意味で、よく「伊達や酔狂でやってない」と否定的に使うが、逆にこれらがモチベーションと言うわけだ。別に、かっこつけや酒を飲みながら仕事したっていいと思うし、その方が楽しいと思う。自分が何かをやろうとするときのモチベーションを全て社会貢献なんてかっこつけにしなくていい、自分が一番やる気を高めるために、必要なことをすればいいだけである。どうせ政治家や官僚だって、マージャンをしながら、あるいは酒を飲みながら国民に影響することを決めているんだし、民間だけ、ネクタイを締めてきちんと話し合うなんてことをしなくたっていいんだよ。

(教訓)
〇自分が身ぎれいになれば、死神を背負っている奴は近づいてこない。近づいてくるという事は自分が身ぎれいでないからである。
〇日本のお偉いさんは、麻雀をやりながら、酒をやりながら重要なことを決めているんだから、民間企業が、会議中に酒を飲んで悪いということはない。その方がいい結果が出るならば、否定することはないだろう。飲みながらやれ、と言う話ではないから、悪しからず。
〇仕事は楽しくやった方が成功する。嫌々ながらやる仕事は失敗する。

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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