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起業家はたくさん恥をかけ

「恥といふことを打ち捨てて 世のことは成るべし」

 

(解説)

恥という単語を含む、諺をいくつか挙げてみる。

 

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥:知らないことを聞くのはほんの一時の恥で済むが、聞かずに知らないまま過ごすのは一生恥ずかしいということ。

 

下問を恥じず:身分や年齢の低い者に物事を尋ねることを、恥ずかしいとか体裁が悪いと思わず、素直に聞くという姿勢が大切だということ。

 

命長ければ恥多し:長く生きていれば、それだけ恥をかく事も多くなるということ。「長生きは恥多し」ともいう。

 

恥をかくことは、確かに恥ずかしい。しかし恥をかくことをするから、色々なものが生まれる。ここで恥をかくとは、失敗を冒すことと道義である。起業家が失敗を恐れていては、何もなしえない。失敗をして数多く恥をかき、恥ずかしい思いをして、なにくそという気持ちをエネルギーにして、現状の閉塞感を打破するのだ。

 

恥を恥と思わないまで鈍感になることが良いことではないのだ。それを恥だと受け止める気持ちがまず必要である。

 

上記の諺でも、恥をかく、恥ずかしいことは何ら悪いことではないと言っている。

 

[教訓]

〇起業家は恥をかくことを恐れるな。

〇恥は世の中を変えるエネルギー

 

この記事を書いた人
経営学博士。経営学は座学より実学をモットーに大学院在学時より、サラリーマンで修業。一部上場企業の財務、メガバンクでの不良債権処理、 上場支援、上場後の投資家向け広報、M&A、事業承継等を経験。 数千の経営者と身近に接することが多く、数多くの成功例や失敗例を見てきた。 一人でも多くの成功者を輩出することが自らの天職と考え、現在は独立し、起業家に対して、ファイナンスやマネジメントまわりのサポートを行っている。 起業家モチベーター。
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